石工事

石工事とは

建築工事に使用される石材は、世界各地の御影石や大理石が多く使われます。世界各地で採れた石を加工し取付けるのが石工事です。建築工事の中で、石工事はその材質から醸し出す存在感から、重要な役割を担います。天然材なので二つと同じ柄と色が無い事も人気がある理由と言えるでしょう。

石工事が必要とされる場所

建築工事における石工事は、様々な場所で必要とされます。石自体が持つ重厚感は、張るだけで高級感を醸し出し、建物の雰囲気に大きく影響を与えます。ゴージャスな雰囲気や控え目でありながら高級感を持たせる仕上げ材としては最適であると言えるでしょう。また、玄関アプローチや、内壁、キッチンカウンターや、高級ホテル等では浴室に使われる場合もあります。一般住宅ではエクステリア周りや石垣などもよく使われる場所と言えるでしょう。

外壁

建物のイメージを大きく左右する外壁には、重厚感のある雰囲気を醸し出す石材がよく使用されます。建物全体を石貼りで仕上げる場合もありますが低層階のみや、人目に付く正面の外壁のみに使用する場合も多く見られます。

一般住宅から店舗や総合施設まで、幅広く様々な建物の床に石材が使用されます。多くで使われているフローリング材との組合せにより、アクセントとして使用する場合もありデザイン性を高める要素としても重要な役割を持ちます。

玄関アプローチ

一般住宅から商業施設に至る幅広い建物の入り口、いわゆる玄関アプローチのイメージをに大きく関わるのが石材です。石が持つ重厚なイメージを最大限に利用出来る空間です。壁、床、天井、アクセントなど組合せによって無限のオリジナルイメージを作る事が可能です。

浴室

癒しとくつろぎを重視する空間浴室には、石を使う事で更なる癒し効果が期待出来ます。高級なホテルなどでよく使用されます。全体的に使うケースもありますが、部分的にアクセントとして使う事もあります。

キッチンカウンター、天板

キッチンカウンターに使用される事も多い石材は、様々な石の表情と重厚な触り心地を提供する上で重要な材料となります。一般住宅でも使用されますが、高級な飲食店や物販店などでも拘りのポイントとして使用される事があります。

外構、エクステリア

門の周囲や外部階段、エクステリア周りなどに石を使用する事で、建物本体との調和や、引き立たせる役割を担います。建物本体と同じ位に拘りを持ちやすい場所ですので、よく使われる場所の一つとなります。

石垣

建物のもう一つの顔とも言うべき石垣は、使用する石によって和風にも洋風にも変化させる事が可能です。建物のイメージを更に引き立たせたり、全体のデザインにとって重要な役割を担います。

看板、記念碑

看板に使用する事で、一味違う重厚感のある看板を作る事が出来ます。記念碑においては、耐久性も重要な要素となりますので、石材を使用する事が適している場所の一つと言えます。

石の主な種類

世界各地から採れる石の種類は実に数百種に及びます。その中で代表的な石を組成方法と成分によって以下にまとめてみます。

火成岩

地中深くにあるマグマが結晶化して形成されます。深さによって深成岩と火山岩に分類されます。

深成岩(ミカゲ石)

一般的にはミカゲ石と呼ばれ、地中深くにあるマグマが地中数百メートル〜数十キロメートルでゆっくりと冷却され、地中の高い圧力で形成された岩石の事を言います。その中には、花崗岩、閃長岩、斑糲岩などの種類がありますが、その中でも花崗岩が建築用として多く使われます。硬度が高く、耐久性と耐摩耗性に優れていて、研磨仕上げ時にはツヤがよく出ます。

火山岩

マグマが地表に流れ出し急激に固まって出来た岩石で、安山岩が建築用としてよく使われます。

堆積岩

砂や土、動物などの死骸が堆積して作られた岩石です。堆積物によって特徴が変わって来ます。比較的軟らかくて摩耗しやすく、水分を吸収しやすい性質です。磨いてもツヤが出にくいというのも特徴の一つです。

石灰岩

一般的にはライムストーンと呼ばれ、貝などの生物の遺骸が堆積して作られるので化石などが多く見つかります。酸に弱い性質で、ベージュ等の淡い色調が多いのも特徴です。

砂岩

地表にある岩石が風化して出来た岩石片や鉱物片が堆積して出来た岩石です。

凝灰岩

溶岩、軽石、火山灰が堆積して作られます。

変成岩

堆積岩が熱によって再び結晶して作られる岩石です。

大理石

古代から建築や彫刻でよく使われる石材で、石灰岩がマグマの熱を受けて再結晶した岩石。特徴としては軟らかく酸に弱い性質で、多様な色調と縞による模様の組合せによって多彩な表情を見せます。その特性を活かし、高級感を求めるホテルや美術館などの壁や床、更にはカウンターなどによく使われます。吸水性が高く建築用石材の中で最も柔らかい石材です。

粘板岩

一般的にはスレートと呼ばれています。微粒鉱物で形成され、割れやすい方向を持つ特徴を利用して薄板状に加工されます。

石の加工と仕上げ

日本で使われている石材の90パーセントは外国産で、丁場と呼ばれる採掘場から採掘された石材を買付し、コンテナ船で日本へと運ばれます。通関を通った石材は重量運搬専用トレーラーでストックヤードへと運ばれ保管されます。大理石は雨に弱いので屋内に保管され、ミカゲ石等は外で保管される事が多いです。

一次加工

原石を板材に加工し表面を仕上げます。

切断

ギャングソーやジャンボ丸鋸、ビーズソー等の特殊専用機材によって板状に加工します。ビーズソーは石材を曲面形状に加工する際に使われます。

表面仕上げ

切断された大理石やミカゲ石の表面を自動研磨機で磨き綺麗にしていきます。仕上げのツヤに応じて段階的に表面の凹凸を無くしていきます。

ジェットアンドポリッシュ仕上

ミカゲ石のみの表面処理ですが、表面に1800度にもなる炎を当て表面をはじけさせて微細な凹凸を作り、硬質ナイロンブラシで研磨し破片を除去する仕上方法です。

墨出し

大理石のみ行われる作業ですが、大理石最大の特徴である色調や模様の変化を最も綺麗に見せる為に、実際の取付現場を想定して作成された割付施工図面を元に、石を切断する為の墨出しを行います。その際には、現場の作業の効率化と間違いを防ぐ為、一枚一枚の石に番号を振り付けます。模様を連続させたり色調を統一させる事は勿論の事、不具合部分があればその部分を避けるなど、実際に石を貼った後の完成イメージを検討しながら行う必要があり、この作業にも熟練の技能を要します。

二次加工

実際に施工する時の図面に合わせたサイズに切断作業を行い、必要な場合は手磨き等の詳細加工で切断します。切断した石材は研磨作業にて仕上げられます。

切断

丸鋸の機械を使って切断します。この時のサイズは、実際の現場に使用するサイズになりますので、ミリ単位の精度を求められます。曲面形状の切断や細かい部分については、一部手作業で行う場合もあります。

手磨き作業

曲面形状や大型の機械で研磨出来なかった部分は手作業で研磨します。石面のツヤを綺麗に出せるかは職人の高い技量を必要とします。

荷造りと梱包

仕上げ作業が終わった石材は、施工する場所毎にまとめられて梱包されます。せっかく綺麗に制作された石材はビニールで養生されて工事現場へと運送されて行きます。

天然石の表面仕上

古くから行われて来た石材の仕上げには多くの方法がありますが、大まかに分けると下記の通りとなります。

研磨仕上

ダイヤモンド砥石を使った自動研磨機で表面をきれいに研磨して行きます。

本磨き

ツヤがあり、石本来の色や柄が一番表現される仕上げ方法です。

水磨き

本磨きに比べるとツヤは少なくなり、色調は80パーセント程度表現されます。

荒摺

本磨きや水磨きの前段階で、石の模様や色調の表現はあまり出来ません。

S Sレザー仕上(ミカゲ石)

微妙な凹凸でレザーの様な表現を出します。ツヤは出さずに色調表現が出来ます。

アンティーク仕上(大理石)

特殊な研磨技術を使って、やわらかいツヤと滑らかな凹凸を出します。アンティークな雰囲気が出ます。

粗面仕上

砥石を使用しないので粗いままの表面仕上です。

ジェットアンドポリッシュ(ミカゲ石)

ノンスリップ効果があり、床での使用が多い仕上方法です。石の表面に高温の火炎をあてて凹凸面を作ります。その後で硬質ナイロンブラシで研磨して完成です。

ウォータージェット(ミカゲ石)

高圧の水をあてる事で凹凸を作る仕上方法です。石本来の色調を深く表現する事が可能です。

ショットブラスト(ミカゲ石、大理石)

鉄球(1ミリ程度)を石の表面にあてる事で凹凸面を作り出します。ジェットアンドポリッシュよりも少し凹凸面は少なくなり、柔らかい感じになります。

サンドブラスト(ミカゲ石、大理石)

ショットブラストよりも更に細かい砂を石の表面にあてて作り出します。ノンスリップ加工でよく使用されます。

叩き仕上(ミカゲ石)

職人が工具を使い、手作業で石の表面を叩く事で出来る跡を仕上とします。

ノミ切り

粗ノミ、中ノミ、細ノミの3段階あり、尖ったノミ跡で仕上げていきます。

ビシャン

ピラミッド形状のノミを使用する仕上方法で、9枚ビシャン、16枚ビシャン、25枚ビシャンの様に、枚数が増えるほど細かい仕上げが可能になります。

小叩

横一文字のノミを使って、一方向に叩く事によって仕上げる方法です。

割肌(ミカゲ石、一部の大理石)

石を割った面をそのまま仕上面として使用します。

割り放し

割った面をそのまま使用する。

コヤスケ払い

割った面の四方をコヤスケでハツリとる方法。目地が通り、目違いが発生しない。

石工事の施工

石工事を行う際には、複数の施工方法があり主に乾式工法と湿式工法があります。また、外部に使用するのか、内部に使用するのか、取付ける下地面の状況によっても工法が変わります。

乾式工法

モルタルを使わない工法です。下地材にステンレス製の金属金物を使って固定して行きます。この工法は、軽量化、工期短縮、剥離防止、耐震性、耐風圧性などの問題を考慮して開発された工法です。中でも耐震性能を確保する為にロッキング方式とスウェー方式があり、スウェー方式の方がより耐震性に優れますが、取付下地に使用する金物や取付にかかる費用もかなり高くなります。

湿式工法

モルタルを使用する工法です。石材を固定するのに鉄筋を使用しますが、その際の鉄筋には錆止め塗装が必要となります。この工法は戦前に使用していた分厚い石材には適していたのですが、戦後になり薄い石材を使用するようになってからは、熱による石の膨張や反りの問題が多く発生し、その事からモルタルの接着力にも影響を及ぼし、石材が剥落すると言う問題にまで発展し、現在では外壁コンクリート面への石工事において、湿式工法での施工は殆ど行われていません。

外壁面に使用する場合

コンクリート等の壁面にファスナーと呼ばれる金属製の金物で下地を組んで石材を張って行きます。石材自体の強度とファスナーの強度で、石材自体を支えますので、事前に強度計算を行う必要があります。また、施工高さの限度や必要な石厚などを定める基準があり、専門的な検討を要します。

内壁面に使用する場合

内壁面に使用する場合、石材を張り付ける下地面の状況によって複数の工法があります。内壁面に張る場合は、外壁に張る場合に比べて比較的低い高さの場合が多いですので、板の厚みや取付方法なども基準が少し緩くなりますが、強度計算はしっかり行う事が重要です。

コンクリート下地

空積工法で施工します。下地面のコンクリートに、後から埋め込み施工したアンカーもしくは鉄筋に、ステンレス製の線で石材を結びつけて固定する方法です。石の裏面のステンレス線部分には無収縮モルタルを充填します。施工できる高さは3メートルまでですが、それ以上になる場合は特別な金物を使う必要があります。

鉄骨下地

内部鉄骨乾式工法で施工します。鉄骨の場合、無収縮モルタルを充填出来ない事から、専用の金物で下地を組んで石材を張り付け固定します。外部の乾式工法で使うファスナーは使用しません。施行高さの限度は3メートルで、それ以上になる場合は特別な金物が必要となります。

ボード系下地

ボンド併用簡易金物工法で施行します。専用の接着剤と金物を併用して石材を張り付け固定します。この工法の場合には目地が必要となります。

石のメンテナンスについて

建築においての石材は非常に重要な役割を担う存在ですが、施工後の扱いにおいても苦労する材料の一つでもあります。その事を意識して、石材を使用する場所、用途によって事前に対策を考えておく事が重要となります。これまでの事例を把握して設計段階から適切な処置をしておきましょう。

汚れの種類とその原因について

石材の汚れに関する発生状況やその原因、予防処置と修復方法について例を挙げて見ます。水に関係するトラブルが石材に関しては一番多いと言って良いでしょう。そのトラブルの種類や、事前の対策方法、起こってしまった状況の処理方法を知っておく事が重要になりますので、代表的な事例をまとめて見ます。

濡れ色

石材の表面に水がかかると色が少し濃くなりますが、これは石の隙間が水で満たされて光が反射しなくなる現象で、この現象の事を濡れ色と呼びます。多少の水がかかった程度ですと比較的短時間で乾燥し元に戻りますので特に問題ないのですが、水が長期に渡り石を濡らし続ける事で石材の中まで浸透し、濡れ色が消えにくくなる事があります。

濡れ色の予防

浸透型吸氷防止剤による裏面、表面処理。

濡れ色の修復方法

遠赤外線バーナーで水分除去を行い、浸透型吸水防止剤による表面処理を行う事で再発防止する。

エフロレッセンス(白樺)

濡れ色の場合、不純物を含まない単なる水が原因となる事が多いので、乾燥すればその症状は消える事が多いですが、下地に使われるモルタルやコンクリートの成分でもある水酸化カルシウムが溶け込んでしまった場合、水分の蒸発後に水酸化カルシウムの結晶が残り、表面に白い汚れが残ってしまいます。それをくり返す毎に汚れが目立つ様になってきます。この現象をエフロレッセンス、又は白樺と呼びます。一般的に発生しやすい現象でもあります。

エフロレッセンス(白樺)の予防

浸透型吸水防止剤による裏面、表面処理。

エフロレッセンス(白樺)の修復方法

遠赤外線バーナーによって水分除去を行い、浸透型吸水防止剤で表面処理を行う。

石材の汚れに対する注意点

一般的に石材の汚れは水に起因する所が多く、施工前にデザインや用途にばかり気を取られてしまわず、雨水に対する対策や、池、植栽に関する水の対策、施工時におけるコンクリート中の水分対策など、設計や施工段階での注意が必要不可欠となります。水に対しての対策に掛かるコストアップは多少なりとも考えておいた方が良いと言えます。

石選びのチェックポイント

石材を選ぶ時、実際に石材を使用したい場所や用途によって、石の性質上どうしても向き不向きがあります。それぞれの場所を基準に石材選びのポイントを下記にまとめてみます。

外壁に使う石材を選ぶ時のポイント

外壁に使用される石材には耐久性、メンテナンス性、高級感等が求められます。その条件からすると、圧倒的にミカゲ石が適しています。大理石や人気のライムストーン等は酸に弱い事から、酸性雨の影響を受けやすいので避けるべきでしょう。外部でよく使われる砂岩においては耐久性に優れているものの、吸水性の高さ故に汚れが付きやすく、年数が経つと黒ずんで来ると言う傾向があります。また、性能的にはミカゲ石に近い石英岩や天然スレートなどは、殆どが既製品で輸入材の為にサイズの自由度が低く、石厚も薄い物が多いと言う問題を抱えています。よって総合的に比べると、ミカゲ石が優れていると言えます。

外壁に使う石材を選ぶ時の注意点

水に関わる汚れの問題を多く抱える石材では、外壁に使用する場合には表面処置、裏面処理をしっかり行う必要があります。しかしながら、その処理だけで100パーセントの効果を得られる訳ではありませんので、それ以外にも二次的に出来るだけの対策を施す事が必要です。一般的には下記の要素を考慮しておく必要があります。

表面処理について

表面処理剤の耐久年数は2〜3年程度と考えておいた方が良いでしょう。その為、当然の事ながらメンテナンスに関するコストがかかる事を知っておいた方が良いと言えます。また、設計段階から出来るだけ水を避ける様に意識する事も重要となります。

裏面処理について

裏面処理を行う事でエフロレッセンス(白樺)や結露によるシミ対策に一定の効果はありますが、結露に関してはどうしても完全に抑え込む事は出来ないと考えておいた方が良いでしょう。その為、水抜きパイプ等の二次的な水分対策も考えておいた方が良いと言えますが、その分どうしてもコストがアップする事になります。

内壁材に適している石材は

内壁に使用する場合、それほど高くない壁面がほとんですので、全ての石材を使用出来ると考えて良いでしょう。しかし、殆どの場合は用途によって使われる石材が決まってきます。例えば居間などは、柔らかい雰囲気の大理石や砂岩系の物が向いていると思いますし、浴室は外壁に使用する条件に似てきます。また、キッチンやトイレと言った所で使用する際には、吸水性の低い大理石やミカゲ石を選ぶケースが多いと考えられます。

エントランスで使用するのに適した石材

ミカゲ石、大理石、砂岩、石英石、天然スレート

居間で使用するのに敵した石材

用途と石の性質を考慮し、大理石、砂岩が多く使われます。

浴室で使用するのに適した石材

用途と石の性質を考慮し、ミカゲ石が多く使われます。但し、浴室の場合には特に水の影響を受ける場所ですので、本来は石を使う事に適している場所とは言えないとも言えます。様々な事を考慮し、ミカゲ石が使われるケースが多い様ですが、その場合でも外部に使用する場合と同じくらい慎重に検討する必要があります。

キッチンで使用するのに適した石材

用途と石の性質を考慮し、ミカゲ石が多く使われます。

トイレで使用するのに適した石材

用途と石の性質を考慮し、大理石が多く使われます。

床に使う石材を選ぶ時のポイント

床に石材を使用する際に最も考慮すべきは、滑ると危険であると言う事でしょう。なので材料を選ぶ際には慎重に選定する必要があります。床に使用出来ない石は無いと言ってもいいですが、総合的に判断してミカゲ石が良いと思います。但し、大理石は本磨きの仕上方法が一般的なので、傷が目立つ可能性が高く避けた方が良いでしょう。

階段に使う石材を選ぶ時のポイント

床の場合と同様に階段に使えない石材はありませんが、仕上げの方法による所が大きく影響すると思います。床同様に安全性を重視しなくてはなりませんから、滑りやすい本磨きは避けるべきだと思います。水磨きの場合でも石材が濡れると本磨き以上に滑る場合もありますので、慎重に選ぶ必要があるでしょう。また石厚が薄いと端部が欠けやすくなるので、その点も注意して選ぶ必要もあるでしょう。

玄関に使う石材を選ぶ時のポイント

玄関には特に石材が使われる事が多くなります。その建物の顔としての役割を持ちますので、重厚感を求められるケースが多くなるのも仕方ない事だと思います。外部であり内部でもあると言う用途から、人の行き交う場所はバーナー仕上げの様な滑りにくい仕上げを採用し、その他の部分に本磨きを使ってアクセントを持たせつつ、清潔で且つメンテナンスも楽に出来る事を意識する事が重要です。

浴室に使う石材を選ぶ時のポイント

一番くつろぎの空間を意識したい浴室ですが、石材を使うとなるといろいろと注意しなくてはならない点が多いのも事実です。水に触れる部分ですので耐水性に弱い大理石は避けた方がいいでしょう。石材での防水は期待出来ませんので、床下の防水層に頼る事になるのですが、同時にその防水層が床の石材を受ける下地面になる事も注意すべき点でしょう。また、水が溜まる事を防ぐ為に、各所に水勾配を取る必要があります。あまり取りすぎると納まりが悪く見栄えも悪くなり兼ねませんが、水が溜まるとカビなどが発生し衛生的にも良くありません。また、水栓器具も多い場所ですので慎重に検討しなければ器具の取り付けが出来ないなどの問題も発生します。元々、石材には不向きな場所ですので、特に適した石材がある訳ではありませんが、好みで選んで事前の検討を慎重に行う事で出来る限り問題を未然に防ぐようにしましょう。

外構に使う石材を選ぶ時のポイント

ガーデニングブームの影響もあり、石材を使うケースが増えています。和風住宅の門塀や玄関に欠かせない鉄平石や、住宅の玄関、アプローチ、浴室での使用頻度の高い石英岩に加え、粘板岩や砂岩などがありますが、最近では輸入材としてアメリカ産軽量セメント系で作られた擬石も多く使われる様になっています。

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